福知山市の2年連続の水害被害、花火大会事故による様々な行事中止や、沈んだ気持ちを励ますために中高生が中心となったイベントが7月29日(水)、30日(木)の2日間に実施されました。
◎第1日目(7月29日) 午前
「福知山豪雨災害ガリバーマップ作成ワークショップ」
場所:市民交流プラザ
2014年8月福知山市では大雨により、河川の氾濫や土砂災害などの大きな被害を受けました。それを受けて、福知山市における被災支援の活動を共有し、高校生自らが被災者の方々に聞き取り調査をした内容を説明することを通じて、支援活動に関する情報交換が大判地図を用いて行われました。
このワークショップに本校生徒が参加し、大学生のサポートのもと「ガリバーマップ」に情報を書き込んだり、ディスカッションを行ったりして、災害に強い街づくりについて考えていました。
◎第1日目(7月29日) 午後
「福知山の元気を創造する 福知山中学・高校生プレゼンテーション大会」
場所:市民交流プラザ
マネージメントコースの2グループが今回のプレゼンテーション大会に参加しました。
2年1組は『「私たちの故郷」~福知山を元気に~』というタイトルで、福知山の素晴らしさを伝える広報活動や福知山スィーツの試食会などのイベント企画に関する提案をしました。
また、3年1組は『京都府北部におけるスポーツ観光振興による活性化プラン2014』において、現在福知山で行われているスポーツ観光により幅広い業種で連携し取り組み、また、マネジメントしていくエージェントも立ち上げるというプランを提案しました。
「福知山の元気を創造する」という観点で評価され、2年1組が最優秀賞・3年1組は優秀賞を受賞しました。
◎第2日目(7月30日) 午前
「佐渡裕とスーパーキッズオーケストラ 音楽で福知山を元気に! コンサート」
場所:福知山市厚生会館
テレビ番組「題名のない音楽会」の司会でも有名な佐渡裕氏が、小学生から高校生までで構成された「スーパーキッズオーケストラ」を指揮するコンサートが、福知山市厚生会館で行われました。
このコンサートは、成美高校吹奏楽部をはじめ、福知山市内の高校や中学校の吹奏楽部が実行委員会を立ち上げ、2年続けて水害の被害にあった福知山を、音楽で元気にしようと企画したものです。
コンサートに先立ち、佐渡裕氏が、実行委員会のメンバーたちに吹奏楽の演奏指導をしてくださいました。生徒達は世界的な指揮者の指導に緊張していましたが、思い出に残る体験となりました。
「スーパーキッズオーケストラ」の演奏はすばらしく、満員の観客からの拍手が鳴りやみませんでした。
◎第2日目(7月30日) 午後
「音楽で福知山を元気に! 音楽イベント」
場所:福知山駅北口広場
7月30日(木)福知山駅北口広場にて標記の音楽イベントが開催されました。このイベントの趣旨は、午前中に行われた佐渡裕さん指揮によるコンサートと連動して音楽や芸術を通じて、昨年度来の洪水等の災害に見舞われた福知山市に元気をもたらそうというもので、成美高校生徒会を中心とした市内の各団体が参加して実現しました。
午後1時30分から藪下生徒会長の司会で、本校のアカデミークラス3学年、3年特進クラス、生徒会、合唱同好会からなる総勢80名を超える生徒たちの合唱からスタートしました。『校歌』『笑顔』『風が吹いている』の3曲を元気に歌い上げ、夏期講習の合間を縫って練習を重ねた成果をいかんなく発揮してくれました。
続いては渡辺庸介&福江元太によるギターとパーカッションのセッションライブがありました。渡辺さんは11年前の本校の卒業生で、現在は国内外で活躍されているプロのパーカッショニストです。渡辺さんの驚異のボイスパーカッションを交えた、二人の息の合ったセッションを披露してくださいました。余談ですが渡辺さんは朝の連続ドラマ『マッサン』主演のシャーロット・フォックスさんのコンサートツアーメンバーに抜擢されたそうです。
そのあとは川井ダンススクールによる元気いっぱいのチアリーディングと淑徳高校による荘厳で雄大な和太鼓演奏で締めくくられました。
合間を縫って福知山国際協力協会提供の世界の民族衣装のファッションショーも行われて本校の生徒、教職員が色とりどりの民族衣装に身を包みイベントを盛り上げてくれました。
35度を超える猛暑の中、それぞれが今できる力を精一杯発揮し、当初の目的を達成してくれました。
最後に演奏会を終えられた佐渡裕さんのお見送りをして成功裏にイベントが終了しました。